学費と対峙して見る悪夢*孤独と屈辱に立ち向かった風俗嬢の勇気
今回の「風俗バイト体験談」は、ぱんなこったさん(23歳 女性 東京都 事務職)からの投稿です。
ぱんなこったさんは今まで不遇な人生を送り、精神的に追い詰められた中で更なる壁”奨学金の返済”が立ちはだかっていました。
既にアルバイトを3つ掛け持ちしており、すべての給与を合わせればギリギリ返済できてはいましたが、彼氏にひどい振られ方をしボロボロになってしまい貯金も底を尽きてしまいました。
兄弟がいる母子家庭で育ったぱんなこったさんは金銭的に頼れる人もおらず、高収入のガールズバイトを試してみるも上手く行かず、「添い寝するだけ」と謳っているアルバイトを試すことになります。
しかし、実際には禁止されているはずの本番行為を行われてしまい絶望の淵に立たされてしまいました。
なんとか心を殺したり独自の工夫をすることで効率的に稼ぎ、学費の支払い期限に間に合わせることができました。
生きることに必死だったぱんなこったさんの壮絶な体験談です。
始めたきっかけはよくある、大学の学費のためというものだ。
普段はアルバイトを3つ掛け持ちしていた為、奨学金を合わせればぎりぎり学費を払うことはできていた。
だが、当時の私は彼に酷い振られ方をし、サークルではいじめられ、もうどこにも居場所がなかった為精神的に追い詰められていた。
タバコと酒に溺れる毎日、知らない間に私の貯金は尽きていた。
元々私は母子家庭で兄弟もいる為、金銭面で頼れる人が居なかった。
払わなければいけない期日を限界まで伸ばしてもらっても、中々お金は貯まらなかった。
そこで私は、もう普通のアルバイトではダメだと思い、意を決してインターネットで高収入・アルバイト・日払いというキーワードでヒットした健全そうなガールズバーの体験入店に出かけた。
高収入を求めた先に待ち受けていた嘘と屈辱の連鎖
結果は散々だった。
時給は1600円だったが、元々口が悪い私にはストレスでしかなかったし、媚を売ることが出来ないので、時給以上の儲けを出すことはできそうになかった。
これではダメだと思い、次を探すが中々いいところがない。
と、その時。
【お客様と添い寝するだけ!今なら体験入店で10万円保証】という今思えばいかにも怪しいお店を見つけた。
私は早速大学を休み、向かった。
さびれたビルの3階にそのお店はあり、入ってみると優しそうな中年太りのおじさんが1人。
その後すぐ、その場で裸にさせられてフェラを強要された。
汚い液体を拭き取りながら、おじさんに合格だと言われ、そのまま少し離れたビルの地下にある待機室へと案内された。
お客様が来たら呼ぶから、と言われて個室のドアを閉められた途端、私は吐いた。
気持ち悪くて、惨めで、でももう逃げられなかった。
間も無くして1人目の客に呼ばれ、私は池袋のホテル街を1人で歩いた。
禁じられた行為が現実と化し、清潔さを欠く客たちとの過酷な体験の渦中で溢れる涙
でもまだこの時は希望があった。
何故なら、求人には添い寝するだけ、行為禁止と書かれていたからだ。
そして、客が待機しているホテルの部屋のインターホンを押すとすぐにその人は出た。
客の見た目なんぞもうとうに覚えていないが、ここに来る客はこぞって清潔感に欠けていたのは覚えている。
そしてお互い風呂に入り、服を脱がされ、気付いたら挿れられていた。
え?添い寝だけじゃないの?そういうの、禁止じゃないの?という言葉は出なかった。
かわりにとめどなく涙が溢れた。
感情を代償に禁忌の世界で手に入れた哀しき体験
あの時の涙の味は今でも忘れられない。
客は慌てふためき、事情を聞いてくれた。
そこでは色々なことがわかった。
このお店はホテヘルという業種で抜いたり、触られたりするのが仕事ということ。
本番行為は禁止されているが、皆んなやっているということ。
そして、感情を捨てなければやっていけないことを悟った。
その日は結局60分コース×3人と致したが、涙が枯れることはなかった。
工夫の先で手に入れた30万円と逃場の無い選択
これで10万円ならと最後の希望があったが、それもすぐに打ち砕かれた。
60分コースの手取りは7000円だった。
元々気弱な私は何もいうことが出来ずに21000円を持って実家に帰った。
そして皮肉なことに、この手段、このペースなら、学費の支払い期限に間に合いそうだった。
その日から私は普通のアルバイトがない日の夜や大学を休んだ日はホテヘルの業務をこなすようになった。
その中で客に、商売のコツを聞いた。
本番行為は5000円、持参のおもちゃは4000円と自分でオプションを設けていくというものだ。
こうすることで私は多い時で3日で30万も稼いだ。
その中で私をいつも指名してくれる人が居たが、その人は放尿プレイが好きで、本当に嫌気がさした。
生き抜くための選択*嘘だらけなガールズバーの求人で学費支払い戦略
こうしてなんとか学費を支払うことが出来た。
私は今でも、この時の自分の行動は正しかったのか、分からない。
あの時の私は、ただ、必死だったのだから。
ぱんなこったさん、風俗バイトの体験談投稿ありがとうございます!
今まで大変な人生を送られとてもご苦労されたんですね。
奨学金を学生だけで払うにはかなり厳しく、返済に追い詰められ勉学どころじゃないですよね…。
今回のお話での求人は、高収入バイトで噂されがちな闇の部分を体現したかのような案件でした。
いくら高給取りでアダルトな行為を行う仕事だとしても、禁止されていることを強要する形で実行することは到底許されることではありません。
このように「みんなやっているから大丈夫」と世間や周りの大勢がそれを支持していることを判断材料にしてしまうことを『バンドワゴン効果』といいます。
確かに、たまには長いものに巻かれることで思い掛けない良い経験をできることもありますが、高収入バイトでは特に注意することが重要です。
ぱんなこったさんのように追い詰められて逃場がない方が標的にされやすく「お金のためなら」と渋々受け入れてしまう方が多いのも現状です。
そのことが既に過去の話となってしまった今では、後悔をすると辛くなってしまう一方です。
そう簡単にはいかないかもしれませんが、「周りがなかなか体験できないであろうレアな体験をした」と割り切り、今後また同じ思いをしないように経験値を貯めておくのが良いのかもしれませんね。
もしぱんなこったさんが大切に思っている周りの友人や知人が似たような事態に巻き込まれそうなときは、良し悪しの判断に活きる貴重なエピソードだと思います。
あまり自分を責めず、ボロボロになってもなお学費を稼ぐことに成功できた自分を存分に褒めてあげてくださいね。
これからの人生にたくさんの幸せが訪れるように願っております。